―待機室―
[>>335何のために個々に来たのか。
どう感じて良いのか、と言う言葉に、確かに分からない青年は
情けなさそうに眉を八の字にさげた。
首を振る様子、黒檀の奥に浮かんだものなど推し量れず、
不思議そうに首を傾げたまま。]
尊い犠牲……?
は、い。ありがとうございます。
[匂いのする方に行こうと思って居たものの、
中へ促されれば少し戸惑った後それにしたがった。慈愛であれ道場であれ。気にかけて貰える事が嬉しくて、向ける表情は笑顔になった。
そのまま出て行く彼と擦れ違い、ひょこ、と中へ足を踏み入れる。]
あ、ええと。はじめまして、ムパムピスと言います。
――……ええ、ちょっと。
[>>339マーゴに足が悪いのかと尋ねられたのには、少しの間の後、肯定を返した。続く言葉には、ぱちりと瞬いて。]
(389) 2011/04/15(Fri) 15時半頃