ふっ…!?
[唐突に深くまでホレーショーの指がねじ込まれ、同時に堅く尖っていた先端に歯を立てられる。
鋭い痛みが走り、目を見開いて息を漏らすが]
っ…っっ…!
[その瞬間には声にならぬ悲鳴を上げぶるりと身体を震わせて、狭道は飲み込んだ彼の指を強く締め付けた。
昨日もそうだったが、薬を飲むと潮を噴きやすくなるのか、熱く透明なソレが、ホレーショーの手に噴きかかる。
痛みが、ソレを上回る快楽に変わっていることを、何よりも雄弁に語っている。
もちろんそれはもともとレティが持っていたある種の素質も関係しているだろうが、急激に先ほどまでより荒くなった呼吸は、薬の効果を知るものがみれば、間違いなく薬が彼女に影響を及ぼしている事がわかるだろう。
たったこれだけの事で潮を噴き、口からはだらしなく涎をたらしているのだ。
正常でないのは誰の目から見ても明らかだろう]
(389) 2012/07/20(Fri) 00時頃