[語りながら思い描く生徒の姿は、暁だけではない。
リンダしかり、ベネットしかり。
そして、昨夜エレベーター前で軽くすれ違った、ラルフしかり>>271。
1年単科を受け持ったくらいでは、彼の境遇についても男は知らない。
それでも、授業はサボっても進級をしっかり考慮している彼もまた、彼なりに色々と考えながら、未来へと向かって]
むしろ、俺はちょっと構い過ぎて、生徒から煙たがられるくらいでしょうし。
ま、教師の性ってヤツかもしれませんが。
多少ウザがられようが、卒業してすぐ忘れられてしまおうが。
そうやって生徒達が成長して、未来へ進むための通過点の1つにいられることは、なんだかんだで遣り甲斐がありますよね。
[後に、リンダやベネットに対し、将来への言及をしてしまった>>329>>330の1つには、以前に行われたこんなやりとりが、きっかけとなっていたのかもしれない]
―回想・朝の職員室・了―
(382) 2011/11/29(Tue) 21時頃