──少し前・厨房──
[悪い子じゃないことくらいは分かっている。
でもどうしたって数年前の記憶は長く生きる自分からすれば数時間前くらいのように真新しいもので>>330
だからこそ目に見えて分かる成長>>332に目を細めた。]
それはみかん花の蜂蜜。
昔、みかん狩りでちょっと盛り上がったことを思い出したもんだから。
[かくれんぼの後に収穫したみかんはゼリーにしなくてもいいくらいに美味しかったもので。
流石果物と深い関わりのある男だ。
なんて口では言いつつもユージンに素直に関心したのはまだ明るい記憶だけど、あのことが教えてくれたことは。]
力を持っていても一人じゃ、な。
誰かと助け合ったら酸っぱいもんだって甘くなるもんだ。
たまには我慢も必要かもしれないが。
[少しずつ手伝えることを担って。
それは不満じみた声>>281だとしてもきっかけになったはずだから。]*
(373) 2015/10/10(Sat) 21時頃