─自宅(夜)─
[それは彼女の壊滅的な料理の腕を指摘した居候くんに言葉を返した後の事]
言いたいこと、あるなら言えばいいんじゃないかな?
[確実に言いたい事が顔に出ている事>>287に気がついて、にこりと笑い、威圧する様に冷めた声を出してみた。
お師匠ダーラ直伝、ギャングやチンピラの類いに会った時の対処法のひとつのアルカイックスマイル。効果の方はそこそこ、と言ったところだね]
[冬物バーゲンを目当てにクリスマスマーケットの話を振れば、当の居候くんは目を輝かせて>>288。
少女の頃の自分と重なる部分のある青年だからこそ、もしかしたら子供の頃に、親に連れられて行ったとか、そんな思い出もあるのかも知れないねと。
そう思えば、連れて行ってやりたいと妙に心がくすぐられてしまうんだ]
[──本当の所、彼のがずっと孤独だったけど>>331。
けれど彼女には、そんな事を知る術はなく。ただ目を輝かせている青年と2人、あの賑わいのある場所に行くのも悪くないかと、そう思えたんだ]
(366) 2014/01/22(Wed) 14時頃