[遠くの気配に耳を澄ませていたら、今度はすぐそばからバシバシとなにやら物音が聞こえてきた(>>355)。…エントランスで奇声を上げて、頭をぶつけていた女の子だ。あの時はつられて自分もなんか変な声を出してしまい、ペラジーに笑われたのだったか。]
(こっちも緊張していたところに不意打ちを食らったのだから仕方ないだろう…)
[驚きすぎたことが今さら恥ずかしくなってきた。アルコールのせいだ、多分。]
って、え。その泡盛…ちょっ、大丈夫かい!?
[見ると彼女は…なんということだろう、泡盛を本当にストレートで飲んでいたらしい。冗談じゃなかったのか。というか冗談でもやらない。泡盛の度数は原料用の域であってそのままではとても飲めたものではない…だろう。彼女を見る限り、そうだ。]
水、水…泡盛があるんだから水割り用のものくらい置いてるよな?
[マーゴとサイモンとの話を打ち切る形になってしまっただろうか、
サイドテーブルから飲料水の入った瓶をひったくるようにして、それから彼女の元へと駆け寄った。
彼女が手を伸ばすなら栓の空いた水の瓶を渡し、グラスを差し出したならその中に水を注ぐだろう。]
(360) 2014/11/03(Mon) 21時頃