[どんなに文字が読めるようになっても、どんなに性戯が上手くなっても、シーシャ>>354の考えが読み取れるようになる訳ではなく、ただ舌に触れた瞬間に震えた指と小さく漏れる声だけを拾った。]
ん ……に、が、
しらな…… ッい、よ
[服を捲られて、お腹がちょっと寒い。
視界の下に服を吸い上げるシーシャ>>355の姿が映って、その淫靡な姿にまた体温が上がった。
これまで口にした味なんて覚えていない。
けれどご主人様のそれはきっと特別だ。
それは願望に近い思いだけれど、胸の内に秘めたままだから、否定する者も誰もいない。]
そーだねぇ。
シーシャは研究員さん、誰か知ってる?
[ちゅ、と音を立てながら指を吸い上げて口を離せば、銀糸が彼の指と自身の唇を伝った。
それを舌で切り離して、汚れていない方の手で、彼のもっと綺麗な銀色の髪を撫でる。]
(359) 2013/12/16(Mon) 23時頃