寝ながら歌えるようになったら、
ショコラが先に寝ても大丈夫だな。
[それは寝言、と突っ込む代わりに、そんなことを囁いて。]
ああ、テオはいなかった。きっと、涼しい顔で生き延びて、
…俺の死も少しは嘆いてくれているといい。
[大仰に嘆いているだろうか。鎮魂歌を奏でてくれていたら本望だ。 良い匂い…に呼応するかのように、鼻を鳴らす少女>>346を見る目は優しい。]
何の匂いだったかな。いや、戦が始まれば、同じような臭いになってしまうんだが。
[あれは多分、香水だったのではないかな、と思う。ふんふんと自分の匂いを嗅ぐ少女に気が付けば、自分もつい腕を鼻に近づけて嗅いでしまう。湯上がりのさっぱりとした匂いだ。ホッとした。]
ふふ、そうか。あり…いや、うん。
改めて言われると照れるなぁ。
…ショコラの頭が俺くらい大きくなったら…重くて大変かもしれないぞ?[人の頭はけっこう重い。しみじみ呟いて、思い浮かべた絵面は内緒にしておこう。]
(358) 2015/12/17(Thu) 00時頃