─ 花屋を手伝う女性とある薬屋の話 ─[育った場所を追われたサイラスを、この村で拾ってくれた薬屋の男、名をダン・ラウシェンバーグという。若い頃から厳つい顔立ちであったが、寡黙な愛妻家であった男は今は亡き愛妻の誕生日のたびに、村の端で営業している花屋に通っていた。常に薬の匂いを纏わせる寡黙な男。それは花屋を手伝う女性──当時は少女だった──には、ひどく不可思議な光景に映っただろう]『俺は薬屋なんだよ、嬢ちゃん。だから、ちいとばかし妙な匂いがするんだ。何か必要な薬があったら、うちに来な。ちっさい家の薬屋って村の誰かに訊けば、すぐに教えてもらえっから。いつも綺麗な花を用意してくれているお礼。いい子でお手伝いしている子へのご褒美な。困ったことがあれば、ほんの少しだけ値引きしてやらぁ』
(358) 2015/05/10(Sun) 22時半頃
sol・la
ななころび
下記の場所以外では、人狼議事内キャラチップ の利用を許諾しておりません。ご了承ください。
議事総合トップ 人狼議事lobby 人狼議事morphe 人狼議事cafe 人狼議事perjury 人狼議事xebec 人狼議事crazy 人狼議事ciel SoyBean Sangria @hello_giji @7korobi