[まさか彼にだけ特別に与える説教だと教えもせず。
真実教えるのは、爛れた隷属者の快楽。>>345
顔の殆どを占める複眼はつるりと光を弾き、彼の横顔を映す。
男は、嬌声を跳ねさせる彼に、暗い充足を自覚しながら、お仕置きだ。ともう一度笑気を孕ませた声で言いつけた。>>346
あの夜以来、彼を抱いて、己に慣らした身体を貪る蟲は聡い。
収縮する媚肉は蠱惑的な花に似て、当然のように誘われた。
蟲は後孔から覗く秘肉を餌と認めて、舌で啜る。
蜜を得るための舌は長く、吸い上げる力は特化していた。
網目が内壁を擽り、染みた甘露を腹に溜めゆく。
指ではなく、熱源でもないもので、内壁を摩擦すれば、彼は新たなる快楽を知ることとなる。>>347
己の目の前で床に伏し、蟲に犯される相手を視姦。
悲鳴を上げ、助けを求め、それでも肉欲に押し流されて、尚、己に縋る彼は実に見物だった。]
(357) momoten 2014/02/11(Tue) 20時頃