―Xday-3day・PM 4:30頃・現実世界、病室―
[面会の人も少し減った病室に、しいなちゃんが佇んでいた。
気のせいか、お昼までとは表情が違う。「本の彼」に会えて気分転換できたのかな、そう思うとほっとする。
でも、手付かずの化粧品(>>109)と目の下のクマ…。
もしかしてやり方がわからなかった?悪いことをしたかも、と、気になってベッドの方に向かう]
こんにちは、しいなちゃん。
今日は夕ご飯は食べられそうかな?
[努めて明るく言いながら彼女の目を見る。その複雑な表情は、私には読むことは出来なかった。]
これ、もしかしてお化粧、できなかった?
[頷く彼女を見て、これは気晴らしになるかもと思う。
明日は検査だし、辛いこともあるかもしれない。
化粧は、そんな世間に立ち向かう為の「装備」
役立てば、いいな。そんな風に考えた。]
ねえ、お化粧教えましょうか。
(356) 2014/03/14(Fri) 21時半頃