―宿屋― そっか。[>>341猫もかな。そう考えながら肯定の頷きを返すラディスラヴァに相槌を返す。その後の集会場への誘いには肯定の返事は返って来たけど差し出した手は取られずに宙ぶらりんに伸ばされたままになった。特に何も考えずに差し出した手だったけれどもやはり汗ばんだ男の手はいやだっただろうか。昔だったら有無を言わさず彼女の手を引いていただろうけど拒まれて尚手を取ることは今はもうできなかった。] ……、…、うん。[何か誤魔化そうとして口を動かしかけたが何も思い浮かばず、それを更に誤魔化そうとして苦笑を浮かべると、小さく頷き宙ぶらりんの手を引っ込める。] 行こう。
(355) 2015/05/10(Sun) 22時半頃