[案の定、遅れて追い掛けて来たのは腹ペコ熊。>>2:330
なのに怒るより先に安堵が湧いてしまい、
まるで追い掛けて来て欲しかったみたいじゃ、と自嘲が落ちた。]
お前に喰わせるベーコンは、俺の腹に収める。
[そう言いつつもご注文通り多めに詰めていくのは、
相手から手元が見えないタイミングを見計らってのこと。
決して、甘やかしている訳じゃあない。
寝起きでこんなに食べたら、胃もたれするからだ。
調理中、右手に視線が落ちると同時に緩く瞬き。
今更ながらに、やりすぎたかと後悔が過る。>>2:324
いや、匂い嗅いできたあいつが悪い。俺は悪くない。>>2:292
いっぺんデリカシーをデリバリーしてもらうべきだろうに。
ぐぅ、と腹を空かせて今か今かと身を乗り出すも、
大人しくテーブルで待っている姿は百万光年くらい譲れば
可愛く見えなくもない、と、思わなくも、なくも、ない、筈。
……髭面が可愛く見えるとか、早く眼科と脳外科に行かねば。]
(354) 2015/11/25(Wed) 00時半頃