(「熊と鮫で潰しあっちゃくれねえのかね?」 夢の雑音大決戦なんてした日には どっちが勝つんだろうなァ、なんざ。 ぐるぐると廻る4匹の鮫を前にして考える事じゃあ ないにしても、浮かんで仕舞えば致し方無い。)[戻って来ていたのは4匹のうち3匹。とは言え1匹や2匹なら如何にかなるとしても、こう、数の積み重なると面倒なもんで───。](……逆にこと、対数に置いては。 僕のサイキックってのは真価を発揮する”筈” なんだが、未だに掴みきれてねえってのは きみと同じところで。)[手に扇子を抱いた儘、呆気に取られる事暫く。公園に出る影やら、往く影が見えたのであれば、おや、と瞼肉を開ける事くらいはしたもんだが──。]
(353) 2017/06/16(Fri) 22時頃