[イヴォンの様子、パティとの受け答え。ユージンの考え。
それを聞きながら悩む。悩んだ。
イヴォンさんが本物で、占いの結果は全部嘘で……そんな可能性もあるのか、と顔をしかめる。たくさんの可能性が多すぎて、頭はどんどんこんがらがっていくけれど。
マリオの姿を思い出す。思い出して、息を止めた。
きっと、考えなければならないんだ。今は。まだ、彼のために泣けていない。全部が真実ならいいと願うなという言葉(>>2:222)が耳によみがえるようだ。それは皮肉にもモンドの言葉だったけど。それでも、根底に来てしまうのはどうしても、感情論だ。
イヴォンさんを、信用できない。
モンドさんが、人狼ではないと信じきれない。
むしろ、どうして信じられるかが解らなかった。
だって、だって、じゃあ誰が人狼だっていうの?
次々と信じるという、ロイエやベッキーの姿に眉を寄せる。パティは少し考え直してくれているようだけど。]
なんで?
[出たのはそんな言葉だった。
なんで疑わないの?そんなに簡単に信じられるの?ロイエは、…命の恩人だというなら、まだ解らないでもない。でも、ベッキー(>>202)は理由が理由じゃない。]
(353) 2018/07/31(Tue) 01時半頃