せんせいにも、失くしたくない思い出がきっと……あるのね。
[わたしにとっては約束を結び続けることのように。
せんせいにとっても、せんせいが知らない間に繰り返して続けているものもあるのかもしれない>>0:620
色褪せない何かを知っているからこそ、せんせいはきっと言葉に出来たんだと思ったわ]
じゃあ、お揃いね。せんせい。
わたしもせんせいの隣でおはなしを聞いてもらうと楽しいもの。
だからせんせいに声をかけたのよ。
[打ち明けてくれた秘密。
わたしはそっと、こぼれ落ちないように手を伸ばしたわ。
それからわたしはせんせいにも、教えてあげたの。
せんせいが上を見て遠くを見るとき
わたしは下を見て近くを見ている。
それも確かに楽しいのだけど、隣でこうして過ごす時間も素敵だっていうこと。
当たり前が当たり前じゃなくなるかもしれないなら、ちゃんと伝えなきゃって思ったの]
(352) 2016/10/10(Mon) 21時頃