[せんせいの左手に触れられて育ったいのちをわたしは知ってる。
でも、せんせいの決して触れてくれない右手は、わたしの力を吸い取っちゃった。
さっきは驚いて理解が追いつかなかったけれど、ゆっくりとせんせいの秘密にも触れたような気がしたわ>>328
でもそれとこれとはまた別。
せんせいの手が抱えるものは何か分からなくても助けてもらった事には変わりない。
だからきっと、何度でもありがとうをせんせいに送るわ。
特別な日だからこそ、いつものように>>329
ねえ、ワクラバせんせい。
でもそれって、叶えてもらえなかったらすごくさびしいのよ。
なんてわたしは言わずに頷いて、楽しみにしてるわね!と笑ったわ。
せんせいはたくさんのことを教えてくれる>>330
わたしはその中でも尋ねたいことはたくさんあったわ。
でも今は口を挟まずに黙っていたの]
(351) 2016/10/10(Mon) 21時頃