わ。マユミちゃん、どうしたの?
バス、緩やかだけど立つと危ないわよー。
[ 突然隣の席の彼女が立ち上がり、普段と比べれば大声での宣言に瞬きながら>>338。
かるーく穏やかにそんなことを言って。 ]
よく分かんないけど、頑張ってね。
[ スキーかスケートか、はたまたダンスパーティーの相手探しか。
なにを頑張るのかはよく分からないけれど。
小さく縮こまって顔を覆ってしまった彼女を励ますように、一度二度ぽんぽんと頭を撫でた。
そういえば、アイドル活動をしているという彼の声があんまりないような気がする。
賑やかさに馴染めていないのだろうか、疲れているのだろうか。
くるんと危なくないよう調整しながら後ろを向き、ひーらひらと椎名くんに見えるよう手を振った。
名字プラスくん付けなのは、名前で呼ぶ機会を盛大に逃したから。 ]
(351) 2015/12/05(Sat) 09時半頃