( 真直ぐ、とかち合う瞳を照らし返す。 ) きみひとりが全部 背負ってるわけじゃねえんだから、──な。 生き急ぐのだけは、ナシな。 ……ロイ君、とニキ君… いや、ニッキー君か?[ま、呼び易いように呼びゃいいか、と手に持ってた扇子を帯に仕舞って、呵、と笑った。「ロイ君な、」と呼びかけ一声。] ───頑張るか決めんのは俺じゃねえだろ? 僕は責任を持てんからな、決めるのはきみだ。
(350) 2017/06/14(Wed) 20時頃