[勉強を教えると言うより、必勝法を教えている感じの、いするぎせんせーの元。
椅子を引き摺って、いーれてって、かるぅく増えたせーと。]
──お前って勉強する気あったの?
[顔を見て、まず此だった。
とーのひなこ。レーパン女子。ちょっと仲良しな、お友達。
成績とか、そういう可愛くない話は、キライなんだと思っていたけれど。
そういえば、「勉強を教わる」って、恋愛必須イベントだ、確か。
弟が言ってた。二次元女子が出てくるゲームをやりながら。
ふつーに入ってきたものだから、当然のように第一生徒藤舎明夜とも少しは仲が良いんだろうって、思ったんだけれども。
当の藤舎を見る限り、そうでもないというか。
寧ろ珍しいものであるようだ。
ブラウンの瞳と、眼鏡越しのアイコンタクト>>312
不思議な取り合わせで、国語の授業。
第一生徒のお約束が優先なので、ほとんどは読解問題の話をしていたと思うけれど、ふ、と、漢字の書き取りとか、文法とかの話になれば、
とにかく覚える努力をしろって振っておいて。
男一人に女二人、古文の四角い文面と格闘しながら、問題を解いてみる。]
(350) 2015/10/31(Sat) 00時半頃