[秘伝のレシピには目を瞬かせた。
普通に注いだら泡が決壊しかねないと、そこが不思議ではあったから。
[鷹谷合流の報告>>339と言い間違え>>333には構わないと軽く首を振って、メールを操作する麻倉>>341に答えた。
やがて辿り着いた芙蓉の姿>>320には――視線を上げて、少し困ったように笑った。
やはりどう接していいのかよく分からない。
嫌っている訳ではないけれど、苦手だと――失態を見られたと、思う気持ちは打ち消せないままだ。
目の前に座る彼の挙動を視界の端に、痛い程に捉えながらだったからなのかもしれない。
カラオケ屋の前での言葉のせいかもしれない。
――一瞬触れ合っていた指先の温もりの名残が残っていたせいなのかも、しれない。
麻倉の何気ない一言>>333に過敏な程に肩が揺れたのは]
……え、ああ、うん。
仲、良いの?
[問掛けというよりは確認――むしろ期待だったのかもしれない。
ぎこちなく隣の友人を見上げての言葉だった]
(347) 2015/03/31(Tue) 00時頃