―Xday-1day・PM10:00・ハルヒラシティ・公園―
[シーシャは記憶を掘り起こし、デメテルの部屋を思い出す。入った瞬間から家具や配置にこだわりのようなものを感じて、密かに緊張していたことを思い出した。]
気に入ってもらえたみたいでよかったー!
いやいや、心配しなくて大丈夫(>>344)。
うちの店長、雑貨以外のことはわりとテキトーにやってるから。
むしろちゃんと仕事してきたな、って言われたくらいだからね。
あ、そういえば!
[シーシャは手の甲に手を当てると、小さな冊子を取り出す。表紙にはシーシャの勤める店の名前が書いてある。]
これこれ。今月からうちでカタログ作り出したんだ。
無料だからよかったら、もらって!
本当はデータでもいいんだけど、そこは配達員と同じでリアルの温かみってことで。
えーっと……あったあった!雰囲気でジャンル分けしてて、君の好きそうな新商品がこの辺にあるよ。可愛いやつ、キレイ系なやつ、ちょっとアンティークなやつ。
[シーシャはパラパラとカタログをめくると、ページを広げてデメテルに渡した。自分のアイテム欄から付箋を取り出して、ピックアップしたページにどんどん貼り付けていく。]
(347) 2014/03/14(Fri) 20時半頃