[縦に長い居城において、この空間で生活のすべてが完成するのだろうというのはこれまでの短い時間でも観察できた。>>239>>241
だから料理に取り掛かりながらでも家主との会話を続けられる。
包丁の腹で潰したにんにくとすりおろしたしょうがをたっぷりのバターで香りが立つまで炒め、そこにヨーグルトはちみつ漬けの鶏肉を漬け汁ごと加える。
家主はもっと尊大な人物かと思っていたが意外にも協力的で、背後では作業台だった箇所が整えられていた。>>242]
作業着ですか、わかるようなわからないような。
俺が住んでたのは100年以上は前ですけど、既に作務衣も一般市民はあまり着てませんでしたね。着慣れてないし、そもそも頂いても俺じゃ丈が合わない気がするんで、お気持ちだけ。ありがとうございます。
[眷属になる前から男の身長は190cm近くある。
貰っても自分には合わないし、誰かから貰ったものをアオに着せるなど絶対に耐えられないので断った。>>239
鶏肉に火が通ったら今度はトマト缶である。トマト缶とヨーグルトの水分があるので後で足す水は少ない。家主が好みの方の仕上がりだと思う、と答えた。>>242]
(345) 2019/10/11(Fri) 22時半頃