……相手が死ぬほど嫌いな奴じゃなければ、傷つけない。 多分ね。[能力は感情に左右されないようにと訓練はしているけれど、例えば自我を失っている程度に怒っている状態だったり、感情の波の高低差が大きかったりすると保障はできない。事実、研究所にきて一度だけ部屋ごと吹き飛ばして綺麗な景色が眺められる状態にしてしまった事があるけれど、それをヤニクが知っているかどうかは知らない。] ん。御疲れ様。 あ、あの変なガラス製の木。 大事な物らしいから倒したなんて知れたら怒られるから、内緒で。[相変わらず視線は本へ向いたまま。ひらりと振った手には、白は見えなくなっていた。**]
(343) 2013/06/24(Mon) 01時頃