[夢の中で歌うコツ、を問われれば、同じように、うーん、と唸る。]
歌いながら寝てしまえば、きっと夢の中でも…?
[ごろごろ転がりながら、悩む姿をみていれば、それだけで寂しさなんて飛んでしまうのだけれど。]
ねんねん ころりや 連隊長ー。
ああ、そう、傭兵部隊のお偉いさんだ。
そうそう、身なりがよくて上等な服を着て、いい匂いもしていたな。
名前は…いつも連隊長と呼んでいたからなぁ。テオだったか。
[滅多に口にすることのない愛称をふと思い出して口にする。]
ああ、そうだよ。あまり誉められたものではないけれど。
[荒くれ者ときかれれば、素直にそう答えるが、
なんだか納得いかなさそうな顔を、面白そうに覗き込む。]
…そうか、ありがとう。
[帽子がとても似合いとほめられると、ぽりぽりと鼻をかきつつも照れくさそうに礼を言う。]
(336) 2015/12/16(Wed) 23時半頃