え。あぁ…………まあね。
[どうやら無意識の言葉だったようで。彼女>>@242を制止するような彼>>242にいいよ、と気にしてなさげに告げる。指は止まったまま、思考の奥の方をなぞるように。こりゃ薬指なしにヒントあげることになっちゃいそうだ、なんて冗談めかして。]
そう。羨ましい。
アタシが知らない何かであるアンタたちが、ものすごく羨ましい。
[それに、どれだけ知ったとしても、それを“理解”できるようになるとは限らないし、それに、やっぱりアタシはアタシ以上の何者でもないと気づかされる。]
聞いてあきれるよな、一応吸血鬼ハンターだっていうのに
――――“真祖 ノスフェラトゥ”をも“知りたい”だなんて。
[月を映す目からは、その“知りたい”という言葉の裏側の意味はとれなくて。少しだけ、寂しさらしきものを交えつつふっ、と小さく息をつくと、先ほどまでの調子に戻って。これ内緒だからね?いたずらが見つかった子供みたいに笑った。]
(335) 2014/11/03(Mon) 09時頃