>>318>>319
……心配…してくれる、の?
[珍しく饒舌な彼女…紡がれる言葉は透き通っていて柔らかく鋭く自分の心を刺す。嬉しそうに悲しそうに表情を歪ませて]
……君に幸せになって欲しいのだけは、本当だから。
[空いてる片方の手で頭を撫でようとした、が…動かない。ただ繋いだ手を離さない様にしっかりと力を入れた]
そうだね、クーちゃんは猫だった。
[軽く戯ける表情は何時ものもの。フードと長い前髪に隠れる少女の表情に気を取られていたら何かに躓く。バランスを取るために身体に近い場所の壁に手を付いて一息吐いた…手を付いた箇所の壁を見れば赤黒い染み…息を飲んで手を離す。その手の平には何も付いては来なかったが、ざわざわと背筋を走るものに指先を戦慄かせた]
…え?…上から?何?
[最初何を言ってるのか分からず戸惑ったが大人しく耳を澄ませる。徐々に大きくなる上から響く音>>290]
……。
[異常な状況…「人」である可能性は低いだろう。けれど迷う…もしマドカの家族だとしたら?見捨てるなんて出来ない。もし感染者だったら?目の前の少女を守れるだろうか?]
(328) 2013/07/22(Mon) 20時半頃