そこに転がっている体は、人間を構成する10から取り除いた7拍、生きるための力。俺自身は、残りの3音、死にむかうための力。死ぬ要素が無いから、何度殺してもその身体は死なない。…気が済んだなら、さっさと始めろ。残されている時間外いつまでも無限だと思うな。[告げると、森のざわめきを感じて男は歩き出す。外から響いてきた声>>290に、煩わしげに息を吐き出し]戻ってきた時に上達していなかったら、容赦なく外へ放り出してやるからな。[それが、男が少年に与えた課題であり、通告だった]
(325) 2013/09/29(Sun) 19時頃