― 帰り道 ―
[ぎゅうぎゅうしていた小夏ちゃん>>305は、その後若菜君に奪われてしまいました。
こなっちゃんが攫われたああ!と騒いでやろうかとちょっと思いましたが、なんとなく馬の足の気配を感じたので口をつぐみます。葵は蹴られたくありません。
解散前に小夏ちゃんと話す機会はあったでしょうか。一言話せたら「またメールする!打ち合わせしよ!」と伝えたでしょう。お茶の約束は早ければ早いほどいいのです。
晶ちゃんとはお話できたでしょうか。
晶ちゃんとは、夏休みが終わる前にお泊り会をする約束をとりつけたいと思っていました。夏休みの宿題の追い込み!という名目なら、スムーズに集まれるんじゃないかなあなんて打ち合わせができたかもしれません。
そうして今、葵はひとりで家路をたどっています。右手に持っているリンゴ飴は、千島君に買ってもらえたのでしょうか。自分で買ったものだったでしょうか]
(325) takicchi 2016/08/26(Fri) 01時頃