人狼議事

198 冷たい校舎村4


【人】 営利政府 トレイル


[父は何の変哲もない会社員。
母はこのご時世で珍しい専業主婦。
昔は舞台に立つ事もあったらしい母は贔屓目を抜いても自慢の美人だった。

父は仕事に忙しかった。
だから子供を迎えに行くのは母の役目だった。

雨が降ると言われた日に。
わざと傘を持っていかなかった。
母が向かいに来た時、呆れながらに共に入る傘が好きだったから。

赤色でも黒色でも藍色でも深緑色でもなく、透明の傘はそのままの景色を映し出す。
ふんわりとしたスカートを揺らしながら、丸く切り揃えられた爪と、ローヒールのぺたぺたした足音に紛れるのが子供の楽しみだった。

当たり前あった幸福な時。
失われるなんて思っていなかった。
見上げた先。
いつも、母の目線は、何処か……遠くを眺めていて]

(322) 2016/09/16(Fri) 18時頃

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