そ、 ……だろうか、
終いに残る4人になるには他者を陥れるやも。
…と思うたりしたのだが。
[先生のそれよりは。>>314
ずっと穏やかでない訳を口にしてはいたが、なれば疑うのかと云うのは又別の話。
参加者と、そうでない影とを見分ける術もなければ、参加者を探すより、と思ったのも事実ではある。
そこに、優美な見目の割には機敏に飛び付いてくる3匹に、驚いたのは刹那ばかりの事。
明らか、先刻とは異なる調子の先生に、生憎ながら小言の1つも挟めはしない、というのも、青年も気乗りはしなかったからだ。]
…撫ぜる撫ぜないは兎角として。
態々と美しいものを害したくはないのだが。
[攻撃、よりは、牽制、の如くに出された刃。>>316
それをものともせず来る3匹には苦笑を隠しもしないまま、疵は増やされぬよう振るうそれは、“鞘の付いたまま”故に切れない。
「峰打ちなら、弱ってでもくれるだろか、」などと口にして。]*
(322) 2017/06/12(Mon) 17時頃