…だって、言う前に勝手に死んじゃうんだもの。
[まーた、ばかって言う…、と、むくれ顔続行中。]
うん、次に好きになるのは、生きてる人に、するよ。
でも、まだしばらくは、トニー君のこと、好きでいさせてよ。
[動揺しまくりのトニーをじと目しつつ、問いを重ねる。]
トニー君は、私のこと、少しは好き、だった?
[ナユタやイアンの名前を言いかけてるのに気づけば、
どうしたの?と不思議そうな顔で尋ねるが。]
[トニーの反応を待たずに、少しでも魂をつなぎ止めようとせんばかりに、
ぎゅぅっと彼の体を抱きしめた。けれど、それは叶わずに。
共にその場に倒れてしまっただろうか。]
…また言い逃げして。トニー君の馬鹿…。
[涙がまた一滴零れた。でも、また会うことができて良かった。
神の奇跡か、悪魔の気まぐれかはわからなかったけれど*]
(319) 2010/09/27(Mon) 03時頃