[しごくまっとうに、まじめに、そう答えて、わんわん吠える洋次郎が犬耳をとりにいくにせよ何にせよゆうらりと立ち上がる。][ぼそっと呟いた言葉は不器用な本音で、それをかき消すように秋めいた風を吸い込み、踵を返す。屋上を去るだろう*]
(319) 2018/10/13(Sat) 10時頃