――愛が邂逅する聖地――
[まるで騎士のような所作を見せる青年と、続く剣《ロビン》の言葉に、乱像《ノイズ》がざわめく。
――夜闇侵す白き抱地《ライトニング・ディザスター》]
――……どうやら、想像を超える特異者《アクター》が、此の世界で舞っているようだな。
[先刻、一瞬感じた陽光溶けし黒き淵海《カラミティ・ダークネス》の気配。
幾度となくすれ違って来た二人の愛《ジユウ》が、ここに来て相見えるというのか。
渋面を見せると、間に立つ剣《ロビン》を見据え]
それは、剣《ロビン》の意志か? それともセブンか。
……いや、大丈夫だ。彼はまだ、神《わたし》の敵では無い。
だが彼の方は、どう思っているだろうな――……。
[警戒は解かれ、波動《アウラ》は消え去るも。
"トレイル”の方を見て、自嘲するように笑った。
そのまま、静かに二人の会話を見守っていたが]
(318) 2013/05/24(Fri) 14時頃