――回想:文化祭とパンケーキ――[自分でも、らしくない提案をしたな、とは、思った。自分から誰かを誘って何かをする、ということはあまりしたことがなくて。どちらかといえば受動的な性格だった。だが、目の前の光景は本当に楽しそうだったし、隣で一緒にそれを見ている保田も、笑いをこらえていたから。今、あの輪に入ることはできなくても、後でちょっとおこぼれを貰って、思い出を増やすのもいいんじゃないか、と。勿論、お節介かもしれない、余計困らせるんじゃないか、という不安はあったが、それでも一歩踏み込めたのは、交友関係も含めて、彼女に色々と相談にのってもらっていたから>>253>>254、というのもあるのだろう。]
(318) 2017/03/09(Thu) 21時半頃