[渡したメモを相手にうんうん唸るひーたん先輩をしばらく眺めて。
転がしていた飴ちゃんの存在が無くなると、口寂しさよりやっぱり空腹が辛くなる。
スマホを確認しても、東雲先輩から返事はまだない。
保健室のメモから次の目的地へは結構離れているけれど、そこからここまではそれほど遠いってわけじゃない。
それに、俺が腹ペコってことは他のみんなも腹ペコかもしれないし。]
ひーたん先輩、俺ちょっと購買行ってくるねー。
[開いてるかどうかは別として。それに、空腹じゃ頭も回らないし。
ひーたん先輩もなにかいる?って聞くついでにお留守番のお願いをする。]
後で二年の東雲先輩とニコラス先輩来るかもしれないから、来たら俺は購買行ったって伝え解いて。
[軽くひーたん先輩の横をすり抜けてひらひらと手を振って部屋を出る。
大分前に出て行った十朱先輩の姿は当然なくて。
先にトイレ…と思って廊下を曲がったら、その先イにクラスメイトの姿を見付けたかもしれない*]
(317) 2015/01/24(Sat) 14時半頃