[しー、というジェスチャーを綺麗な笑みで向けられたので、
仕方なく続けようとした呪文を飲み込みました。
そうでした、自分の目的はこの“偽物”を倒すことではありません。
しかし、返ってきた答えは、なんだか期待していたものと違っていました。
「学校が大好きなコの排除?」]
ほんとうに?
[首を傾げて、その偽物の瞳をじっと見据えました。
ぽたり、視界を赤い液体が邪魔したので
ごし、と袖で拭ってから再び見上げます。
…その後、にんまりと笑ったヴィルフリードらしからぬ表情>>293を、少女は見逃しませんでした。その笑みが何を意味するのか?]
えいっ、
[握っていたシカモアの杖先を“ヴィルフリード”に向けたまま、
顔面へ向けて突き刺そうと。
…使い方が違う?…減点は、あとでいくらでも受けましょう。減点には慣れてますから]*
(316) 2016/02/15(Mon) 00時半頃