[尤も、きょとんとしていた彼女の顔が真っ赤に染まる前か、私が彼女を押しのける前に、仲裁が入ったろうと思う。それが調和を好むクラス委員か、或いはその場のリーダーか、見かねた誰かかは覚えてはいないけれど、凍りついた空気が爆発することは無かったはずだ。以来、スマートフォンが大好きな小道具係さんとは話してはいないけれど、そんな事はどうだっていい。そんなにお喋りをする間柄でもないし。ざつようがかりは、暇を好まない。**]
(316) 2016/09/13(Tue) 13時頃