147 月夜ノ緋糸結ビ 


【人】 巫女 ゆり

[ぽつりと、彼女にだけ聞こえる言葉で呟いた後。
少しだけ、考えて。]

 ………、
 あ、あの、私…行ってきますね。

[囁きは、断ったけれど。
呼ぶにはなにか、理由があるということで。
彼女の案内には、大人しく着いて行くことにした。

飛鳥にはそう言って。一緒に居た冬にはお辞儀をして。

繋いでいた手を離したことに、
少しの寂しさを覚えながら。]

(315) 2015/01/22(Thu) 14時半頃

← ↓ ■ □

ツール

クリップボード

ピックアップ

>>【】