――あり、か、わ。[一歩後ずさり、並んだ机にぶつかって机ごと、その場に崩れた。大きな音を立てて、机がひっくり返る。その瞬間、『それ』の指が、ぴくりと動いた。ゆっくりと、自らに刺さったパイプに触れ、力を込めて抜き取る。そのパイプをがらんと投げて、『それ』は両腕を前に突き出し、辺りを探る。]……あ…嫌だ…嘘だろ、なあ。[尻餅をついた状態でさらに後ずさる。机が再び、がしゃりと音を立てた。その音に、今度は精確に位置を捉えた『それ』は高橋にゆらりと向き直り、唇をニイと横に引いて、笑った。そうして、緩慢な動きで、高橋の頬に冷たい手で触れる。目の前まで近づいた『それ』の顔。空虚な眼窩からは、赤い涙がとめどなく流れていて。今はもうない舌が唇をなめずり、刹那、その口が、大きく開いて――]
(314) 2011/12/04(Sun) 04時頃
sol・la
ななころび
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