―2F廊下―……ぅ[>>286大和に静かに窘められると、能久はなお居心地が悪そうに視線を落とした。唇を噛んで、口ごもりながらの「ごめん」。>>269――恐いのだ、きっと。メールから滲む遺書のような気配も、送った「誰か」も、「死」という文字も、それ、を考えたことが、ないわけでもない自分自身も。]……、うん、勿論だよ。その、つもりだから、おれ。[>>287大和に、なんとか笑みを浮かべて頷いた。上手く笑えているのだろうか。いつも楽しげに笑う理一みたいに、安心させるような笑顔が浮かべられればいいのだけれど――とは、胸の内。静かな部屋で膝を抱えても学校ではせめて、明るく在りたいと思ったのに、降り積もる雪の冷たさに、追い詰められていくようだ。]
(313) 2017/03/11(Sat) 13時半頃