[孤独華を摘もうとも切ろうとも、咎めのないだろう事は瑣末なもの。
その手が、先生の思う人と異なるか否かを知りえぬ己は、只、同じ道に通じているからこそ確かな違和のない事を希う。]
………、
嗚呼、如何にも気分が異なって。
したいだけ、とは …物好き、な。
[揶揄う響きとまでは分からないが、こうして騙している現実があるが故に、軽く微笑う声に苦を覚えるのだ。
斬り払う、ではなく、殴り飛ばされる、ように勢いに圧された蛙の末間が消える。
それでも、見れば見るほど数ばかりは優秀で。>>285
苦笑う様子には同じくを返すしかない。
武道というのは、多対一を想定したものではないのだから。
そこに、差し向けられた扇子が華を舞散らした。]
…お、 おー…?
[歳相応の、如何にも青年らしい驚きを溢したのは、己のサイキックとやらが別段何も目立って映らなかった分、一入だ。]
(310) 2017/06/10(Sat) 14時半頃