ちょ、ちょっと 先輩[たじろぎ、後ろへ引くことを許さぬ先輩の手。迷いがあることを見透かした彼女に、動揺の色は濃くなるばかり。込められていく力に、 奪われる そんな恐怖を感じた。] そ、 そんな死にたいなら …[早くしなければ自分が、 死ぬ。(嫌だ、怖い。傷つきたくない 死にたくない)恐怖に押されるように絞り出す言葉と共に、 とすん 自ら彼女の体に 杖を押し当てた ]
(309) 2016/02/15(Mon) 00時頃