彼女の銃弾にはそれなりに抉られた>>268。けれども纏う服は黒く、私の霊子も色味が近いから、彼女にそう見えなかったなら強がりの甲斐もある。 ( 書記官をしきりに気にしているから、 黒衣の消耗した様子から判断すれば 何か決め手を出してくる可能性が高い )じり、と一瞬の緊張が私達を包み、私は彼女が口にした『必中』の語句を拾う>>269。心臓に当たるというなら、まず消滅は免れまい。───── 何も手を講じなければ、の話であるが。
(308) 2018/10/14(Sun) 05時頃