―夕食前:2-A・ゲイルの部屋―
[夕食の前。呼び鈴に気付いて、興味本位でドアをノックした]
あら、くつろいでいただけているようで何よりだわ。
[裸身を隠さぬゲイルに驚く様子もなく部屋へ入る。
手には、黒いジョーゼットを重ねて作ったドレス。
レースのような細かい模様が入ったそれは一枚がとても薄く、
重なっていれば透けないが…1枚だけになったり濡れたりすれば途端に透けてしまう。
胸を覆う部分は、下着を着けなくても形良く見せられるようになっているが、
乳房を覆い隠すのは重ねて織られた生地だけ。
スカートの丈は前はひざ下ほど、後ろは床まで届く長さのフィッシュテール]
私の見立てでもよろしいかしら?
気に入っていただけると嬉しいのだけど。
もちろん、わたしのお古なんかではなく、あなただけのものよ。
[ドレスをドレッサーの上に置いて、にこりとした]
(307) 2012/12/10(Mon) 19時頃