[従兄弟にしては珍しいような、流れ出た自然な言葉>>288。それから、それを肯定する涼介>>290を交互に見て、笑う。気持ちは分からないでもない。親しい友人だけの世界は、酷く居心地がいい。それは事実だ。けれど、友人だからこそ。簡単に切り離せるような関係でもあるからこそ、軽蔑されるような距離を作りたくなかった。だから、自分は早く帰りたい、と。――そう、思っていたのだけれど。]お前ら似てるんじゃね、案外。[茶化すようにそう言って、また、笑ってみせる。肯定も、否定もすることはなかった。*]
(306) 2015/07/11(Sat) 23時半頃