164 冷たい校舎村3-2


【人】 截拳道 カイル

[従兄弟にしては珍しいような、流れ出た自然な言葉>>288。それから、それを肯定する涼介>>290を交互に見て、笑う。

気持ちは分からないでもない。
親しい友人だけの世界は、酷く居心地がいい。
それは事実だ。

けれど、友人だからこそ。
簡単に切り離せるような関係でもあるからこそ、軽蔑されるような距離を作りたくなかった。
だから、自分は早く帰りたい、と。

――そう、思っていたのだけれど。]

お前ら似てるんじゃね、案外。

[茶化すようにそう言って、また、笑ってみせる。
肯定も、否定もすることはなかった。*]

(306) 2015/07/11(Sat) 23時半頃

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