[懇願しようとも、しなくとも、その身をよじらす姿はただ、記録に残される。
ただ、懇願し、必死で頼みこむ言葉が漏れれば、それもまた追加されて記録されるだけ。
後に、いかに自分が人間でなくなったのかを客観的に見せなければならない。]
安心しろ。
物足りないなどと言っている余裕はすぐになくなる。
[その手に取り出したのは、拡張機。
それは菊の華を、男の物を飲み込めやすくするために、時間をかけて拡げるためのもの。
…当然、特注品。本来であれば時間をかけて拡げるもの。
躊躇いもなくそれを彼女の菊に近づければ]
力抜けよ?未経験ならなおの事な。
[歪な笑いを浮かべながら、それを押し込んだ。
時間をかけることなく、だが、ゆっくりと彼女の声が苦痛に変わるまでそれを拡げた。]
あぁ、俺はそっちの趣味はないから漏らすなよ?
それから……。
(306) 2012/07/17(Tue) 23時頃