228 吸血鬼の宴


【人】 露店巡り シーシャ

[どうしようかと、この場にそれぞれ集まった
吸血鬼たちの様子を伺っていれば
石床から聞こえる爪音とタペストリーを潜る気配>>294

つい先程書斎に現れたのと同じ黒妖犬の姿に、
一瞬身を強ばらせるが。
「ぼふん」と鳴く声と歯型のついた花弁を
共に鼻先を押し付けられて
少し虚を突かれたような顔をする。]

 ……?

[私に?と二度三度瞳を瞬かせると、
恐る恐ると言った体で花弁を受け取った。
それから(やはり恐る恐るではあったけれど)
そっと、その黒い毛並みを撫でるように手を動かしたか]

(306) 2017/10/05(Thu) 07時半頃

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