[校舎内の静寂はまるで、
見えない誰かが息をひそめているみたいに感じられて。
わたしはほんのわずかの間、気難しい顔をしていた。
せっかく、ささらちゃんのおかげで息抜きできたのに。
想像するだけならタダとばかりに、カロリーの暴力に思いを馳せたり、>>296
引き返すのももったいないって言ってたささらちゃんのまねっこをして、>>298
傘をくるくる回して落ちる雪の軌道を変えながら歩いたりしていたあの時間が早くも懐かしい。
そこに、はるちゃんの挨拶してくる声が聞こえれば、>>295
ほっと一息ついて手を振った]
はるちゃんだおはようー。
鍋かあ。味付けは何がいいかなあ。
[もうすぐ冬至だしゆずポン酢とか?>>295>>299
他愛もない話に乗っかることに余念のないわたしだけど、
それでもどこか落ち着かないのには変わらない。
いつも通り登校していつも通り挨拶してる(はるちゃんだけでなく健士郎くんにも)>>304
それだけのはずなのに]
(305) 2017/03/09(Thu) 21時頃