──廃病院・地下──
[ 直円の射精に合わせ、びゅくびゅくと白を散らす>>*24。子種をたっぷりと中で受け止めたことで、奥の疼きが完全に治まり、寂しさは満たされていく。
足から力が抜けると、触手が伸び床に下ろされた>>*25。直円が遠ざかっていく。音もなく下ろされ、酷使された腰に響くことはない。ある意味触手は紳士的な動き方をした。自身の穴から落ちた乳白色の液体の上に座り込む形となったが、すぐに動く気力は沸き上がってこない。白濁で汚れた鏡に映る亀吉はまるで全身精液を浴びた後のように見え、亀吉の惨めな心境にぴったりだった。
流した涙も汚れた身体もそのままに座り込んでいると、ヤり捨てていくかのように思われた直円が戻ってきた。
目の前に置かれたのは、長年連れ添った相棒。
吐かれた台詞に更に強く唇を噛み締めた。
──どこまでも舐めくさった真似をする。
傀儡で殺そうとせずなぶり、己の首を狙う手練れの対魔忍を懐に招き入れ、死の淵から生還させ、弟子の手でイかせ、犯し、また殺しにくることを容認さえする。
しかし、]
…………はァっ
[ 直円が消えた後、熱い吐息を漏らした。]
(300) ひひる 2016/06/22(Wed) 03時半頃